私は「アダルトチルドレン」というのが嫌いでした。特に問題があるとも思えないような家庭環境で育ったのに、「アダルトチルドレン」と言っている人を見ると、なんだか、自分の人生がうまくいかないことを親のせいにしているみたいで、気に食わなかったんです。
ところが数年前、西村先生に出会い、そうではないことを教えて頂きました。自分はまったく親との問題なんかないと思っていても、自分で自分の気持ちを封じ込めていることで、人生に影響が出るということ。そして、本当は私もアダルトチルドレンだったということを初めて知ったんです。
もちろん、親からの暴力や様々な形の虐待を受けていたり、家庭環境が崩壊している状態で育った方が苦しまれていることは知っていました。ですが、私のように、何の問題もなく見える家庭でも、親に対する自分の気持ちを押し殺し、その気持ちをなかったことにしてしまうと、大人になってからも知らず知らずその影響をうけてしまう、ということは、まったく知らなかったんです。
西村先生のヒーリングを受けて、自分の過去と初めて向き合い、心と体に風が吹き抜けるような爽快感を感じました。でも、西村先生が仰るには、私はまだ、すべてとは向き合っていないとのこと。まだまだ思い出さなければならないことがあったんですね。ところが、アダルトチルドレンということに抵抗感を持っていた私は、なかなか向き合うことが出来ずにいました。
そんな時、村山先生の気学に出会ったんです。きっかけは西村先生。西村先生が村山先生のお弟子さんで、私に村山先生の気学に行くよう勧めて下さったんです。
そこからまた、私の人生は大転換を始めました。
気学では、「吉方を取る」ということをするのですが、その吉方の星の持つ意味の通りの出来事が実際に起きてきます。私の最大吉方は一白水星なんですが、この星は「裏」という意味を持っています。東京から沖縄まで一白の吉方で行った時、不思議な事が起こりました。夢を見たんですが、子供の私が大泣きしているんです。弟が羨ましい、と言って。
びっっくりしました。弟のことを羨ましいなんて、これっぽっちも思ったことがなかった、と思っていたからです。
私は長女なんですが、初孫で、とにかくみんなに可愛がられて育ったそうです。ところが長男である弟が生まれると、時代もあると思いますが、跡取りが生まれた、ということで、私はいらない子になってしまったのです。3歳の時でした。3歳の子供にとっては、突然誰も自分に注意を向けてくれなくなったことは、ものすごくショックだったのでしょう。どうしていいかわからず、その気持ちをなかったことにしてしまったんですね。
これが大人の自分にどんな影響を与えるか、というと、その気持ちがあることに気がついて欲しくて、同じ状況を作り出すんです。その頃の私は、人から嫉妬される、ということに悩んでいました。でも、沖縄でそのことを思い出してから、嫉妬される、ということがほぼなくなったんですよ。弟に嫉妬していたからこそ、自分で嫉妬される状況を作り出していたんですね。自分の「裏」の気持ちに気付くことができたわけです。
こうして吉方を取ることで、自分の裏の気持ちにどんどん気付いていき、もう過去は全部清算した!と思っていたんです。
ところが!
先日、気学仲間であるアレクサンダー・テクニークの木野村さんの身体の使い方講座を受けたところ、木野村さんは私の歩く姿を見て、私の過去の想いに気付いてくださいました。
もう全部終わったと思っていたのに、まだあったのか!!という思いで、正直ショックでしたが、おかげで身体はすごく楽になっていきました。気付いた瞬間から血が巡りだし、左半身がポカポカしてくるんですよ!もうびっくり!
自分一人で過去の想いに気付くことは、ほとんど不可能だと西村先生から学びましたが、本当にそうだなと実感しました。
気学では、その人の動く方位や家相から、どんな問題を抱えているかが見えることがあります。そして吉方を取ることで心の穴を埋めていくことができます。でも、木野村さんのような方に見ていただいたら、もっと早く問題の解決ができるのかもしれないですね。
もし、そんな問題を抱えている方がいらっしゃったら、ぜひ木野村さんに連絡してみてください!