先日、「出雲と大和」展に行ってきました。
久しぶりの上野。実は私、上野にはちょっとトラウマがあって、あまり好きじゃなかったんです。中学生の頃東京に住んでいたんですが、遠足で上野公園に行った時、「弁当よこせ!」とホームレスのおじさんに迫られ、上野は怖いところだという思い込みができてしまっていたんです💦 でも今はそんなこともなく、とてもキレイに整備されていました。
会場に入って最初にあったのが、出雲大社の昔の大きな柱。宇豆柱(うずばしら)というそうです。一体樹齢何年なんだろう、と思うような大きな柱で、直径約1mあるとのこと。巨大神殿の一部だったそうです。鎌倉時代のものということで、これが何百年も前に作られていたことに感動しました。
進んで行くと、昔の出雲大社の大きな模型がありました。説明文を読むと、宇豆柱を3本で一組にして、それを縦3ヶ所×横3ヶ所=9で作られているとのこと。気学を学んでいたら、ちょっとワクワクしますよね😉直径1mの宇豆柱を3本で一つの柱にしているのだから、相当巨大なものということがわかります。高さは渋谷の109と同じくらいの高さになるとのこと!これは出雲大社に伝わる「金輪御造営差図」という図面と一致しているそうなんです。この時代にすでにこんな高度な技があったんですね。
そして、出土したたくさんのものの展示。青銅の鉾や剣、馬具や書類などなど。これも弥生時代や古墳時代のもので、何千年も前に作られていたと思うと、単純に凄いなぁ✨と感じました。ペルシャガラスなんてのもあるんですよ。大昔から世界との交流があったんですね。
中に、金属で作られた冠がありました。その形が、頭頂部が少し盛り上がっているのです。なぜこの形?と思ってみているうちに、ハッと閃きが!頭のてっぺんというのは実はエネルギーが上に出ているそうなんですが、それも含めての形なのでは?? なぜそう思ったかというと、昨年の仏教塾で釋先生が、「着物のたもとが長いのは、昔の人はエネルギーが見えていて、そこまで入るようにしていたから」と仰っていたから。面白いですよねー!全然違うかもしれませんが、エネルギーの為の形だと思いたいです😉
そして、日本書紀。実はこれ、名古屋の熱田神宮の所蔵品なんです。1月に名古屋に行った時に、熱田神宮の宝物館でも見てきました。
天地未割陰陽不分渾沌如…
と書いてあります。これ、易経の文章とよく似ている気が…。もっと易の勉強をしたくなりました!
全然違う話になりますが、春闘の1回目の集計結果が発表されました。ベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ率は平均1.91%、2%を割ったのは7年ぶりとのこと。日本経済を牽引しているトヨタがベアゼロを公表し、個人消費はさらに弱まることが予想されます。今年は七赤中宮の年。経済大波乱の年です。その通りの展開になっていますが、七赤は、「与える喜び」を説いている星。個人の所得が増えない限り、日本経済が立ち直ることは難しいのではないかと考えています。コロナウィルスの影響があることは確かですが、こんな時だからこそ、会社の都合ばかりでなく、従業員に対する出来る限りの心配りをして欲しいなぁと思いました。経営者の方にこそ、易を学んで頂きたいと、心から思います。そして、政治の世界でこそ、ぜひ易をたてて頂きたいです。