人工地震

earth space cosmos
Photo by Jaymantri on Pexels.com

人工地震、という言葉をご存知でしょうか。「気象兵器」というものがあって、それが東日本大震災を起こした、という説があるのです。アメリカにある「HAARP」高周波活性オーロラ調査プログラムの略称ですが、このHAARPが人工的に地震を起こした、というものです。しかし、今回はその話ではありません。

ナショナル・ジオグラフィックの記事を読んだのですが、2017年に学術誌で発表された研究によると、過去150年の間に人間の活動が原因の地震が728ヶ所で起こったそうです。それがどうしてわかるのかというと、過去に地震活動がほとんどない地域で起こったり、地殻を構成するプレートの境界から遠く離れた場所で起こるから、ということでした。
その論文によると、人為的な地震の最大の原因は、資源の採掘だそうです。地中から資源を取り出すことによって安定性が失われ、あるとき突然崩壊して地震が引き起こされるとのこと。ダムの建設も167カ所で地震を引き起こしていたそうです。2008年、中国四川省で起こったマグニチュード7.9の地震は、紫坪埔ダムに貯えられた3億2000万トンの水の重量が引き金になったと考えられているそうです。この他にも、核爆発による地震が22カ所、工事現場での地震も2カ所で確認されたとのことでした。

今、新型コロナウィルスによるロックダウンや外出自粛で、人間の活動が最小限に抑えられています。人間にとっては辛い時ですが、もしかしたら地球は、こんなに静かな時は何百年ぶりだろう、と喜んでいるのではないかな?と感じました。人間は今まで、密集しすぎていたのではないでしょうか。小池都知事の言葉「三密」がよく使われていますが、これから大きな問題になっていくであろうサバクトビバッタも、密集することで凶暴なバッタに変身してしまいます。人間も、あまりに密集しすぎることで人間性を失ってきたのではないかと思うのです。いい例が通勤の満員電車!あの殺気立った空間に喜んで乗る人なんて誰もいないですよね。

テレワークで支障が出ないことがわかった企業の中には、もう都会に本社はいらないと、都会を離れて地方の環境が良い場所へ本社機能を移した所もあるそうです。それがすべてプラスになるとは言い切れませんが、でも、変化させられるところはどんどんいい方向へ変わっていくといいですね!

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